VW GOLF Mk2 エンストする

詳細解説はYouTube公開中!

 

 1990 VW GOLF Mk2 GTi

エンストする、エンジン不調症状で入庫。

ゴルフ2もすっかり旧車の領域に入ってきましたね!

症状を確認すると

たしかにエンジンのかかりが悪い。

かかってもすぐにエンストしたりしなかったり。

まずはエンジンの基本的な部分から点検します。

・燃料ポンプからの燃圧

・スパークプラグの点火の状態

これらは問題なし。

 

セルの回りが若干弱い?感じ。

これはやっぱりアレか??ということで

充電電圧と電流をCHECK。

電圧が安定せずに12V~13V弱を右往左往

電流値もちょっと足りてないですね。

ここでオルタネータの充電不良はひとまず確定のため

交換から進める事に決定!

分解して故障の原因を特定してみます。

バラけました。

下の写真、ブラシがかなーり摩耗しています。

ブラシがスリップリングに接触して電流を伝えています。

よーく見ると

左側のスリップリングの方が

右側のスリップリングより摩耗しています。

こうなると振動やエンジン回転数などで

散発的に接点不良が起こるので

充電電圧と電流が不安定になる症状に至ります。

 

写真下の"レギュレーター"という部品は単体設定があるので

レギュレーター交換でブラシは新しい物にできるんですが

 

下の写真、接続するスリップリングが大きく段付き摩耗しています。

こういう状態だとブラシだけ新品に交換しても

まっすぐな面で接触してくれない状況になるので

結局アタリが悪く、接点不良を起こしてしまいます。

 

全体的な劣化も含めてASSY交換がベスト。

純正品は製廃のためBOSCHリビルト品へ交換します。

 

交換後は充電電圧・電流ともにバッチリ安定!

ロードテストで異常がない事を確認して作業完了~

バッテリ電圧が安定しなかった為、諸症状に繋がっていたようです。

 

この年式となると次はもう何処が何時逝ってもおかしくないですが

(昔乗ってた時は休む間もなく散々壊れました)

独特なデザインと乗り味はやっぱり最高!

これからも大事に永く乗って頂きたいですね。

 

 

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