プジョー508SW 暖房が効かない

プジョー508sw 

ヒーターが効かずに寒い、との症状でご入庫。

早速診断していきます。

ヒーターの熱源は冷却水なので

まずは冷却水が入っているか確認。

クーラントサブタンク、空っぽ!

リークテストします。

サーモスタットから冷却水漏れあり。

ウォーターポンプは大丈夫そうです。

どちらもこのエンジンでは定番です。

ひとまずサーモは交換が必要です。

外れました。

よく見ると水温センサーの位置が違います。

年式によって変更と対策が繰り返された部品の為、

レイアウトが変更されています。

なので延長用ハーネスが設定されているのですが

あれ?部品の中に含まれてない..

仕方がないので延長。(この後被覆しています)

やっていることは一緒です。

エア抜きをして作業完了!がしかし

水温は上がっているのにまだイマイチヒーターの効きが弱い。

これはダブルパンチ!

もう一つの原因を探っていきます。

エアミックスのフラップ制御は問題なさそうです。

ヒーターコア

パイプの温度を直接点検します。

入口側に比べて出口側の温度がヌルいです。

ヒーターコアの詰まり確定です。

詰まりで水の流れが悪いと温度差が発生します。

先にエンジンベイ側からエアブローで冷却水を排出します。

こうする事で冷却水が車内に流れ出る事を防げます。

いかにも詰まってる風にサビっぽいです。

エアを吹いて点検してみると新品とは詰まりの差が明らかです。

ヒーターコアの交換で今度こそ作業完了です。

水温も暖房の効きもバッチリ。

ヒーターコアの交換はまずダッシュボードを外して

ヒーターケースにアクセスしないと外せないケースが多いですが

このように横側から取り出せる車は非常にありがたかったりします。

 

 

 

 

 

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