BMW 320d F31 エンジンチェックランプ点灯 DPF警告

詳細はYouTubeにて公開中!

 

F31 BMW 320d ツーリング

エンジンチェックランプ点灯と

インテーク・EGRカーボンクリーニングにて

埼玉県よりご来店頂きました。

遠方よりご依頼ありがとうございます。

早速診断から始めます。

故障メモリーが入っています。

・DPFに著しい負荷(背圧が高い) 

・EGRバルブの作動不良

これらの故障メモリーが有ります。

 

DPFの負荷はDPFが詰まっている傾向にある事を意味しています。

DPFの詰まりにはインテーク側のカーボン堆積が大きく影響してきます。

煤の堆積で狭くなったインテーク経路によって燃焼効率が低下し

さらにまた煤の発生増の悪循環に繋がり、結果としてDPFが詰まります。

インテークとEGRを外していきます。

外したパーツのカーボンの状態をチェックします。

インテークマニホールド本体

堆積が進んでいます。

インテークパイプ

EGR合流個所

EGRクーラー内部

温度の低い外側の壁に煤が堆積しやすいです。

 

可能な限り手作業で掻き出を行っていきます。

地味に大変な作業ではありますが

超音波洗浄前の下準備が非常に大事です。

 

インテークポート内の状態です。

清掃後

バルブ周辺の堆積物がなくなる事で

エンジンからの雑音低下の効果があります。

※新たにクルミの殻を使用したウォールナットブラスターを導入しました。

これまでの手作業に加えてさらに精度の高い清掃が可能になりました。

(画像は一例です)

 

 

続いてインテークとEGR周辺は超音波洗浄

数時間の漬け込み後、ブラストで仕上げます。

 

洗浄後のパーツです

新品同様まで綺麗になります。

 

インマニを外さないと交換できないクーラントパイプ。

割れて冷却水が噴き出す事例が増えてきたため同時に交換します。

エラーメモリーのあったEGRバルブ

今回はご相談の上、一旦洗浄にて再取付します。

 

組付け後、エア抜き・漏れ点検をしロードテスト。

アクセルのペダル開度の%が作業前に比べて低くなります。

レスポンスと燃費の改善に直結します。

作業後はDPFの詰まりが解消し

吸排気がスムーズに改善したデータが確認できます。

 

DPFではなく、インテーク側をクリーニングしたのになぜ?

 

インテークとEGRに堆積したカーボンをリセットすることで

・センサー値のズレ

・燃料噴射量計算のズレ

・燃焼の効率

これらが改善し、燃焼の煤の発生量が減少した為と考えます。

 

DPFの故障メモリーから

・DPFクリーニング

・DPF本体の交換

などを提案されるケースがあるようですが

DPFクリーニングの施工だけでは意味がないと考えています。

下流の砂をいくら掃除したところで

上流から流れる土砂をせき止めなければ

あっという間に元通り!と例えればわかりやすいかと思います。

 

DPFが詰まり傾向になるのには必ず理由があります。

 

 煤の堆積で狭くなったインテーク経路によって燃焼の効率が低下し

燃焼時の煤の発生量が増加することによってDPFが詰まり気味に。

さらにEGRを介してインテークの煤の堆積が加速する悪循環に繋がります。

 

・DPFのつまり(背圧が高い)

・レスポンスの低下

・燃費低下

など''諸悪の根源がこの "インテークの煤詰まり" です。

 

ですがこれは故障や不具合ではありません。

ディーゼルエンジンのEGRの構造上、仕方がないものなのですが

溜まってしまったものは物理的に洗浄するしか方法がなく

洗浄する事で本来に近い性能を取り戻せるというのも事実です。

DPFのクリーニングも併せて施工する事によって

相互作用で効果はさらに高まります。

 

長く!楽しく!調子よく!

BMW / MINI ディーゼル車と付き合いたいユーザー様向けに

EGR/インテーク洗浄・DPFクリーニングのサービスを行っています。

 

 

 

 

 

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