BMW 523D G31 インテーク・EGR "煤" カーボン洗浄

 

詳細はYouTubeにて公開中!

 

G31 BMW 523dツーリング 

インテーク・EGRカーボンクリーニングにて

群馬県よりご来店です。

現行モデル車両ですが走行距離は現在8万キロ。

診断機でデータ取り後、早速分解していきます。

B47エンジンのテクニカルアップデート版

B47TUエンジン搭載車です。

新たに低圧EGRシステムや尿素SCRシステムが搭載されていますが

カーボンの堆積具合はどんなものでしょうか..

EGRとインテークの合流個所のノズル。

EGRからの高温の排ガスがインタークーラーを通過した冷たい空気とぶつかり

温度や流速の差からここにカーボンが蓄積しやすいです。

ポートの気流をコントロールするスワールフラップ。

蓄積した煤で本来の性能を生かしきれないと思われます。

 

インテークマニホールド内にスコープカメラをIN。

壁にびっしりカーボンが堆積しています。

EGRクーラー内部の状態。

温度が下がりやすい壁際に煤が溜まりやすいです。

インテークポートの状態。

バルブ周辺も結構堆積が見られます。

インテークマニホールドから可能な限りカーボンを掻き出します。

この下準備をサボると綺麗に汚れが落ちてくれません..

取り切れないカーボンは超音波洗浄で落としていきます。

洗浄液はすぐ真っ黒!

漬け込みの間にインテークポートを清掃します。

煤が燃焼室に入らないよう圧縮上死点を合わせて慎重に作業します。

なかなかの量が出てきます。

そんなこんなでキレイに

※新たにクルミの殻を使用したウォールナットブラスターを導入しました。

これまでの手作業に加えてさらに精度の高い清掃が可能になりました。

(画像は一例です)

 

 

パーツの洗浄も終わりました。

仕上げに高圧洗浄でブラストします。

新品同様です。

 

EGRバルブやスロットルバタフライは

手作業で洗浄しています。

作業後は排ガス背圧の数値が下がり

排気がスムーズに改善したデータが確認できます。

 

インテーク側を清掃したのになぜ?

 

洗浄でインテークのカーボン詰まりをリセットすることで

・センサー値のズレ

・燃料噴射量計算のズレ

・燃焼の効率

これらが改善し、排気の煤の発生量が減少した為と考えます。

ロードテスト実施

アクセルのペダル開度の%が作業前に比べて低くなります。

 以前より踏み込む量が少なくてもグングン走るのが体感できます。

アクセルレスポンスの向上や燃費の向上など、

作業後のユーザー様から多数ご報告を頂いております。

 

走行距離が増えてきたBMWのディーゼル車両

 

 DPFクリーニングの施工だけでは意味がないと考えています。

下流の砂をいくら掃除したところで

上流から流れる土砂をせき止めなければ

あっという間に元通り!と例えればわかりやすいかと思います。

 

DPFが詰まり傾向になるのには必ず理由があります。

 

 煤の堆積で狭くなったインテーク経路によって燃焼の効率が低下し

燃焼時の煤の発生量が増加することによってDPFが詰まり気味に。

さらにEGRを介してインテークの煤の堆積が加速する悪循環に繋がります。

 

・DPFのつまり(背圧が高い)

・レスポンスの低下

・燃費低下

など’’諸悪の根源がこの "インテークの煤詰まり" です。

 

ですが、これは故障や不具合ではありません。

ディーゼルエンジンとEGRの構造上、仕方がないものなのですが

洗浄で新車時に近いフィーリングを取り戻せる事は間違いありません。

 

長く!楽しく!調子よく!

BMW / MINI ディーゼル車と付き合いたいユーザー様向けに

EGR/インテーク洗浄・DPFクリーニングのサービスを行っています。

 

 

 

 

 

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