BMW X5 35i E70 冷却水漏れ オイル漏れ修理

E70 BMW X5 35i 

冷却水が漏れているとのことでご入庫。

下回りを除くとどうやらオイル漏れもあるような??

かなりの勢いでクーラントが噴出していた様子です。

早速リークテスターを使って漏れ箇所の点検をしていきます。

                                       加圧中!

ラジエターの下部からクーラント漏れの患部が見えました。重症です。

オイルフィルターケースとエンジンの繋ぎ目のシールからオイルが漏れています。

垂れたオイルが車両下部全体に回ってしまっています。

ラジエター交換とフィルターケースシールの交換に決定!

純正のラジエターは日本国内在庫がなくドイツからのバックオーダー待ち。

今回は製造元のOEM品のラジエターを使用します。

BMWの刻印が無いだけで物自体は一緒です。

劣化して破裂するケースが多いクーラントサブタンクや

周辺のラジエターホースも併せて交換していきます。

続いてオイルフィルターケースシールの交換です。

インテークマニホールドも外す必要があります。

新品のパッキンとの比較です。

劣化によりプラスチックのように硬化してしまいます。

これではパッキンの意味を持たないですね...

すべてのパーツを組み、クーラント補充・エア抜き・洗浄作業。

この車両は電動ウォーターポンプ車両のため、エンジンをかけずにエア抜きをします。

手順違いのエア抜き方法はオーバーヒートなど引き起こす可能性が有ります。

ロードテスト後、再度リークテストをして漏れもなく作業完了!

垂れたオイルを洗浄するのが大変でした。

冷却水、オイルなどのパッキン類は年数に応じてかなり劣化が進みます。

簡易的な点検でも早期発見に繋がりますのでご相談ください。

 

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