レクサス LS460 音声が出ない オーディオアンプ基盤洗浄

LEXUS LS460

オーディオの音声が度々途切れるとの症状で入庫。

症状が発生する際は

TV、ラジオ、ナビゲーション、CDなど

関係なくすべての音が「ブツッ」と途切れ

エンジンのON/OFFで一度は改善しますが、再発します。

症状からオーディオアンプの不調と思われます。

トランク右側にあるアンプを外して点検します。

電源供給に異常なし。

外傷や水漏れといった様子も無さそうです。

分解していきます。

ホコリ、基盤の腐食、ハンダのクラック等がないか点検します。

簡易的な導通点検をして今のところ異常はなさそうです。

さらに分解を進めます。

よく見ると茶色いシミが広がって来ているのが確認できます。

こちらがフラックスといって

 

はんだ付けを行う際に基板の酸化を防ぐ被膜です。

製造時には良かったものでも

経年劣化により基盤上に染み出て

不必要にほかの接点と導通をしてしまったりする場合があります。

こちらが音声出力の核となるチップのようです。

フラックスが染みて広がっています。

音声が途切れる症状は走行中や段差など関係なく出ていたため

今回はフラックスによる異常な導通が原因と推測し

アンプの交換はせず、基盤の洗浄作業を自社で行います。

特殊な溶剤を使用して洗浄していきます。

洗浄後の基盤です。

患部と思われるチップも綺麗になりました。

今回はオーディオアンプの基盤洗浄にて症状改善しました。

基本的に交換するしかないこのような高額な部品も

基盤洗浄で修理できるケースもあります。

 

※故障の改善や作動を保証できるものではありません。

 

 

 

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