2022年 9月 15日
MINI F56 COOPER S エンジン不調
詳細動画
BMW MINI F56 エンジン不調 シンプルなトラブルシューティング - YouTube
エンジン不調で入庫のF56クーパーS。
・エンストする
・アイドリング回転数が高すぎる(1500rpmから落ちない)
・エンジン警告点灯
といった症状が出ています。
車両システム診断にて "混合気リーン" のメモリーあり。
リーン=希薄 "混合気が薄い" という解釈で
エンジン内に必要以上の空気が送られているようです。
劣化したインテークの継ぎ目などから二次エアーを吸い込んでいるケースが
多いですが、点検にて二次エアーの吸い込みは無し。
センサーや補器類の不具合の可能性が高いです。
各センサー値の点検や不良の可能性の高い補器類をテストします。
「TEバルブ」
燃料タンクで気化したガソリンをインテークに流す機構です。
電圧や信号波形はOK。
データ数値的には動いていますが、強制テストでは動きがない。
動いているのか?動いていないのか?
アイドリング回転が高い症状の時にTEバルブ開度が5~6%を表示します。
アクセルは踏んでいないので、通常は0%付近です。
バルブ作動時の引っ掛かりが原因?
コネクターを抜いて作動をなくしてみると、あっさり快調に。
TEバルブの作動不良と判明。
サクっと交換してエンジン不調は完治です。
シンプルなトラブルシューティングでした。